俳優の眞栄田郷敦が９日、都内で主演映画「ブルーピリオド」（萩原健太郎監督）初日舞台あいさつに共演の高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、石田ひかり、ずん・やす、萩原監督と出席した。
２０２０年の「マンガ大賞」を受賞した山口つばさ氏の同名漫画が原作。主人公の高校生・矢口八虎（眞栄田）が一枚の絵をきっかけに、経験のない美術の世界に挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘する。
眞栄田は、初日を迎え「公開できてうれしいです。でもちょっと緊張していて…」とそわそわした様子。撮影のため約半年以上かけて絵を描く所作などを本格的に学ぶなど、意欲作だけに「昨日の夜は全然眠れなくて寝坊しました…。朝５時くらいまでどきどきしちゃって、本当に全然眠れなくて」と苦笑いした。
一方の高橋は、「僕は爆睡していました」とあっけらかん。桜田も「私も爆睡でした！無事にこの日を迎えられて、心からうれしく思っております」と公開を喜んだ。
イベントでは、眞栄田と親子役を演じた石田がサプライズ登壇。花束を受け取った眞栄田は「泣きそうです。ありがとうございます」と大感激。石田は「郷敦君のまっすぐな目で訴えかけてくるお芝居は本当に覚えています。この顔を見ているのは世界で私だけなんだなと思いました」と親心をのぞかせながら撮影を回想し、「夢を追う若者の情熱や苦悩、それを支える大人たち、本当にかっこいい物語の一員になれたことうれしく思います」と笑顔で語った。