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ブレイキン展望 女子はともに世界女王・湯浅&福島が初代金メダル候補!ダブル表彰台も…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月9日 12時43分

 パリ五輪から初採用される新種目「ブレイキン」。日本では「ブレイクダンス」として知られるストリートダンスの一種で、1970年代に米ニューヨークでギャング間の抗争を平和的に解決する手段として始まったとされている。

 DJのかける音楽に合わせて、即興で踊るのが基本ルール。今大会は1対1のバトル形式で争われる。技の要素は〈1〉トップロック(立ち踊り)〈2〉フットワーク(かがんで地面に手をついて行う足さばきやステップなど)〈3〉パワームーブ(体のさまざまな部分で回転する動き)〈4〉フリーズ(一連の流れから音楽に合わせて体、動きを止めること)の4種類。選手はこれらをベースに自由にアレンジを加えていく。

 女子の金メダル候補は、日本代表の2人だ。2019年と22年の世界選手権を制した湯浅亜実(25、ダンサー名・AMI)は、ブダペスト(ハンガリー)で6月に行われた五輪予選シリーズでも優勝。実力、実績ともに申し分ない。日本選手権で3連覇を達成し、五輪予選シリーズ2位で代表入りを決めた福島あゆみ(41、AYUMI)は、38歳で臨んだ21年世界選手権で初V。オリジナリティーあふれる熟練の技が光る。

 これまで4度開催されている世界選手権で湯浅と福島がともに優勝を逃したのは、福島が準Vに終わった23年度大会だけ。決勝トーナメントの組み合わせにも左右されるが、ダブル表彰台も期待できる。日テレ系で9日午後11時から放送される1次リーグは湯浅がC組、福島がD組に入った。各組上位2人が進出する準々決勝は10日午前3時から放送される(ともに日本時間)。

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