７月２８日に行われたパリ五輪・女子スケートボードストリートで銀メダルを獲得した赤間凛音（りず、東北高１年）が９日、同校の小松島キャンパスで報告会に出席した。関係者や学生ら約２００人の前で赤間は「たくさんの応援、本当にありがとうございます。自分の目指していた色ではないですけど、メダルを持って帰ってくることができました」と報告。「４年後のロサンゼルス五輪では金メダルという忘れ物を取りに行きたい」と更なる躍動を誓った。
地元・宮城でスケートボードを楽しむ小中学生や、通っていた住吉台中の担任の先生らも参加。顔なじみの人々が多く駆けつけたことを確認すると、思わず笑みがこぼれた。中学１～３年時の担任・野口さつ希先生は「ずっとオリンピックで金メダルを目標にして頑張っていた。金ではなかったですけど、メダル獲得という目標がかなって自分のことのようにうれしかったです」と感嘆。報告会を終えた赤間は「報告もちゃんとできて、お祝いの言葉をすごくもらってうれしかった」と話した。
その後は仙台市役所を表敬訪問。同市の郡和子市長から市民１０９万人を代表して「賛辞の楯」などが贈られた。歴史に名を刻む表彰に赤間は「自分も少しは名前が残るのかなと思うとすごくうれしい。これからももっと頑張りたい」と笑顔を見せた。