浦和に新加入したMF長沼洋一(27)が9日、オンラインで入団会見を行い、新天地での決意を語った。
長沼は22年夏からプレーした鳥栖から完全移籍で加入。決断した理由について「オファーをいただいて、浦和レッズがすごくいいクラブ、魅力あるクラブということは誰もが思うところだと思う。サガン鳥栖でやってきたことを浦和で、どんくらいできるか、勝負をしたいという思いでこの夏に移籍してきた」と明かした。
浦和はACLを3度制覇し、リーグ屈指のサポーターの数と熱量で知られるビッグクラブ。長沼は「まさにプレッシャーがあるクラブということは思っていた。勝ったらすごく称賛されて負けたら批判される。そこはJリーグの他のクラブにはなく、海外に似たところだと思う。そういうところでサッカーをする、そういうクラブの一員としてプレーできることを誇りに思うし、自分の成長にもつながると思う」と語った。
左右のサイドハーフやサイドバック(SB)など複数ポジションをこなす。昨季は右サイドハーフを中心にプレーし、リーグ10得点をマークした。浦和のヘグモ監督は主に長沼をSBでの起用を明言している。
今月3日にチーム合流した長沼は「レッズに来てからサイドバックでしかプレーしていません」とキッパリ。「前(のポジション)で勝負したいと思っているけど、自分の強みは与えられたポジションで役割、良さを出すポリバレントなところ。与えられたポジションでまずは試合に出る、活躍することしか今は考えていない。SBでも攻撃参加をしてゴールを取って、早くチームのみんなやファン・サポーターの方々にも認められる活躍をしたい」と決意を込めた。