パリ五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理(日体大)が9日、快挙から一夜明けてパリ市内で会見した。
ずっと夢見ていた五輪で悲願を達成。改めて「自分が想像していた以上に最高の舞台。楽しんで試合できた。ここを目指してやってきて良かった」と喜びを語った。連勝も137まで伸ばし「意識はしてないんですけど、連勝記録をきっかけに自分やレスリングが注目してもらえることにつながればうれしい」と笑顔。
金メダルを獲得した試合後は、家族と“祝勝会”を行ったと言い「幸せな時間」とかみしめた。また昨晩は、金メダルを自分の隣に置いて一緒に就寝。「寝て起きてあったので、夢じゃなかったんだなって。現実だった」。残るパリでの目標は「カヌレとマカロンは食べたい」とはにかんだ。
今後に向けては「心と体を休ませて1回リセットしたいって思いと、今後は周りの人達と話し合って決めて行く。もっともっと強くなれるとこの五輪を通して感じた。上を目指して挑戦していきたい思いはある」と先を見据えた。