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高谷大地がメダルに王手 レスリング男子74キロ級準々決勝を突破…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月9日 20時19分

◆パリ五輪 第15日 ▽レスリング(9日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子フリースタイル74キロ級準々決勝で高谷大地(自衛隊)がヘティク(セルビア)と対戦した。10―0のテクニカル(T)スペリオリティーで勝ち、準決勝進出を決めた。初(2回)戦もガルソンカバジェロ(キューバ)相手に10点を奪い、テクニカルスペリオリティーで圧勝。勢いに乗ってメダルに王手をかけた。

 高谷の兄は12年ロンドン、16年リオで男子フリースタイル74キロ級、21年東京で同86キロ級と、五輪3大会連続出場の高谷惣亮(そうすけ)=拓大職=。これまでの五輪は偉大な兄の補佐役だったが、今回は自分が主役だ。東京五輪後に65キロ級から兄が2度五輪で戦った74キロに階級を上げた。昨年9月の世界選手権でパリへの切符を手にすると「僕が五輪ですか。信じられない。すごい。本当に人生は変えられるのだと感じた」。

 この日は序盤から積極的に攻めて快勝。惣亮さえロンドン、東京では初戦敗退するなど、届かなかった五輪でのメダルへ大きく近づいた。

 ◆高谷 大地(たかたに・だいち)1994年11月22日、京都府生まれ。29歳。京都・網野町少年教室、網野高(現・丹後緑風高)、拓大を経て自衛隊。65キロ級で2014年世界選手権7位。18年ジャカルタ・アジア大会とアジア選手権で銀メダル獲得。74キロ級で22年にアジア選手権3位、世界選手権出場。169センチ。

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