◆JERAセ・リーグ 中日9―2巨人(9日・バンテリンドーム)
中日は、12安打9得点と打線が爆発し、巨人を下した。初回1死一、二塁。4番・細川が巨人の先発・又木の初球、144キロ低め直球を左翼席中段へ。「しっかり振り切ることができた」。15号3ランで先制点を呼び込むと、木下も2号2ランを放ち、一挙5得点。4回までに9点を挙げる猛打で、チームは3戦ぶりの白星を手にした。
この日は、中田が腰痛のため、出場登録を抹消された。6月26日にも同理由で抹消されており、立浪監督は「しっかりとファームで治そうってことで」と説明。経験と実績を兼ね備えたベテランを欠いたが、代わって一塁に入った石川昂が今季2度目の猛打賞と奮起した。カード初戦を白星で飾り、指揮官は「(木下の)5点目の2ランは大きかった。(相手)投手が代わった後も、追加点を取れたのもよかった」と充実感をにじませ、逆襲を誓った。(森下 知玲)