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レスリング女子57キロ級 桜井つぐみ、初出場で金メダル「優勝するために練習してきた」高知県勢92年ぶり…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 4時43分

◆パリ五輪 第15日 ▽レスリング(9日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子57キロ級で初出場の桜井つぐみ(育英大助手)が金メダルに輝いた。決勝で世界ランキング2位のアナスタシア・ニキータ(モルドバ)を下した。高知県出身。県勢で1932年ロサンゼルス五輪の競泳男子1500メートル自由形の北村久寿雄以来、92年ぶりの金メダルとなった。海外開催の五輪では日本勢最多の金メダル16個となった。

 桜井は「ここで優勝するために練習してきた。(父と監督は)良くやったといってくれてこの五輪のためにたくさんの時間を犠牲にして厳しい練習をやってくれた。最高です」と話した。

 この階級は五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)や五輪2連覇の金城梨紗子(サントリー)が活躍してきた。昨年6月の明治杯全日本選抜選手権では金城を破り、世界選手権代表決定プレーオフでは南條早映(東新住建)を残り1秒から逆転。世界選手権を2連覇し、代表入りを決めた。

 日本女子の伝統も背負って挑んだ。準決勝は16年リオ五輪決勝で吉田沙保里の4連覇を阻んだヘレン・マルーリス(米国)に快勝。「試合中すごく歓声が聞こえて、自分がポイントを取ったりとか、取られたところもすごい盛り上がる。全部いいように捉えて、自分の応援をしてもらってると思って戦った」。初五輪で物おじすることなく頂点に立った。

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