◆パリ五輪 第15日 ▽サッカー男子 フランス―スペイン(9日、パルク・デ・プランス競技場)
男子の決勝戦が行われ、前半を終えて3―1でスペインがフランスを相手にリードを奪っている。
先手を取ったのはフランスだった。試合開始から球際激しくボールを奪いにいき主導権を握ると、前半11分にペナルティーエリア内の右でこぼれ球を拾ったMFミロが豪快に左足を振り抜き、GKの手をはじいてネットを揺らした。
しかし、前半18分にすぐさまスペインが同点に追いつく。中盤でのパス回しから、エリア内でフリーだったMFフェルミン・ロペスがゴール左へ流し込んだ。準々決勝の日本戦で2得点を決めたアタッカーの3試合連続得点で試合を振り出しに戻した。
さらに25分には左サイドからのクロスをGKがはじいたところ、MFフェルミン・ロペスが押し込み、今大会6点目で逆転に成功。同28分にはMFバエナが直接FKを沈めて、3―1と突き放した。
自国開催のフランスは1984年ロサンゼルス五輪以来、スペインは1992年バルセロナ五輪以来の金メダルを目指して頂上決戦に臨んでいる。