フランス日刊紙「ル・パリジャン」は９日、エジプト代表選手がパリ市内の飲食店で、女性客の尻を触ったとして地元警察に逮捕されたと報じた。パリ五輪エジプト選手団は、逮捕されたのはレスリング男子グレコローマン６７キロ級で２１年東京五輪銅メダルのモハメド・サイドだと確認した。
今大会は初戦敗退に終わったサイドは、９日午前５時頃に路上で逮捕された。ビルの屋上にあるバーで夜通し飲み明かし、泥酔状態だったという。自身の試合は７日だった。
逮捕を受けてエジプト五輪委員会は声明を発表。審問を受け、事実関係が認められれば永久追放処分の可能性もあるとしている。８日に行われた同級決勝の観戦許可は得ていたが、その後、本部に戻らず携帯電話の電源も切られていたという。