◆パリ五輪 第15日 ▽レスリング(9日、シャンドマルス・アリーナ)
女子フリースタイル62キロ級で元木咲良(育英大助手)が準決勝でブレン(ノルウェー)に勝利し、メダルを確定させた。金メダルをかけ決勝戦に挑む。
準決勝では第1ピリオドを2―2で折り返した。第2ピリオドでは相手に4点を追加され、チャレンジを試みたが失敗。もう1点が加わった。だが大技を決めて逆転で決勝進出を決めた。
大逆転で勝利後、中継のインタビューに応じた元木は涙をぬぐいながら「優勝するために、世界一になるために来たのに、ここで負けたらどうしようと思って、取りにいっても全部はね返されてしまって、本当にどうしようって怖くて、でも神様が助けてくれたのかな」とコメント。16日の決勝へ向けては「神様は2回も助けてくれないと思うので、明日はしっかり自分の実力を発揮して、しっかり準備して臨みたい」と意気込んだ。
1回戦でインツェ(ルーマニア)、準々決勝でゴディネスゴンザレス(カナダ)をともにテクニカルスペリオリティーで下し、メダル確定まであと1勝としていた。