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400Mリレーで日本は3走まで首位も5位 アンカー上山紘輝「1番で持ってきてもらってリードを守らないといけないところすみません」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 3時44分

◆パリ五輪 第15日 ▽陸上(9日、フランス競技場)

 【パリ(8日)=手島 莉子】男子400メートルリレー決勝で日本(坂井隆一郎-サニブラウン・ハキーム-桐生祥秀-上山紘輝)はシーズンベスト(日本歴代5位)の37秒78をマークしたが、5着で2大会ぶりのメダル獲得とはならなかった。金メダルは37秒50でカナダ、銀メダルは37秒57で南アフリカ、銅メダルは37秒61で英国だった。地元のフランスは6着。優勝候補だった米国はバトンパスを失敗して失格となった。

 日本は予選はサニブラウン・ハキームー柳田大輝ー桐生祥秀ー上山紘輝で臨み、38秒06の1組4着、全体でも4位で決勝に進出した。1走にスタートが得意な坂井、2走にエースのサニブラウン、3走に「3走職人」の桐生を配置したオーダーが当たり、300メートル地点では28秒45の首位。しかし、アンカーの上山が世界のトップスプリンターに逆転を許し、5位に終わった。

 1走・坂井「たくさんの方々に応援してもらいました。ありがとうございました。本気でメダルを狙っていた中で取れずに悔しいです」

 2走・サニブラウン「上山にもっともっと前でバトンを渡したかった。ぶっつけ本番でやってシーズンベストを出しましたが、まだまだ、足りない。自分も何走でもいけるようにもっとバトン練習をしなければいけない。全体通して悔しい結果に終わりました。4継(400メートルリレー)も金メダルを目指して、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)してきましたが、かなわなかった。でも、自分たちの競技人生はまだ、終わりではない。来年の東京世界陸上であったり、LA(ロサンゼルス)のオリンピックで金メダルを取りたいです」

 3走・桐生「メダルに届かなかったことは悔しいです。決勝ではハキーム君(サニブラウン)に2走を任せましたが、ハキーム君は100メートルで疲れているので、本当だったら、1走から3走でリードを取ってハキーム君にアンカーを任せてタイムを上げたらいい、と思っているので、今はハキームに頼っている部分がある。ハキーム君と個人でも勝負になるようにしなければいけないと思っています。(3度目の五輪だったが)メンバーは違いますが、バトンパスは日本の伝統が引き継がれているし、注目されています。次は僕自身、まだ、分かりませんが、しっかり、足が速くなれるようにしたい」

 4走・上山「緊張感はありませんでしたが、抜かれてしまって悔しい。まだまだ、足りないと思いました。(レース後、4人でどんな話をしたか)1番で持ってきてもらって、どんなリードでも守らなければいけないところ、悔しい結果になってしまい、すみません、と話しました。まだまだ、力が足りなかったと思います」

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