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男子サッカーは120分の死闘を制したスペインが32年ぶり金メダル 自国開催のフランスを5―3で下す…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 3時49分

◆パリ五輪 第15日 ▽サッカー男子 フランス―スペイン(9日、パルク・デ・プランス競技場)

 男子の決勝戦が行われ、スペインが延長戦の末、5ー3でフランスを下し、32年ぶりの金メダルを獲得した。

 自国開催のフランスは1984年ロサンゼルス五輪以来、スペインは1992年バルセロナ五輪以来の金メダルを目指した頂上決戦。先手を取ったのはフランスだった。試合開始から球際激しくボールを奪いにいき主導権を握ると、前半11分にペナルティーエリア内の右でこぼれ球を拾ったMFミロが豪快に左足を振り抜き、GKの手をはじいてネットを揺らした。

 しかし、前半18分にすぐさまスペインが同点に追いつく。中盤でのパス回しから、エリア内でフリーだったMFフェルミン・ロペスがゴール左へ流し込んだ。準々決勝の日本戦で2得点を決めたアタッカーの3試合連続得点で試合を振り出しに戻した。

 さらに25分には左サイドからのクロスをGKがはじいたところ、MFフェルミン・ロペスが押し込み、今大会6点目で逆転に成功。同28分にはMFバエナが直接FKを沈めて、3―1と突き放した。

 後半は2点を追うフランスが猛攻を仕掛ける。後半34分にセットプレーからMFアクリウシェが1点を返し、後半終了間際に左コーナーキックでフランスの選手がエリア内で倒され、VARのオンフィールドレビューの結果、PKに。これをFWマテタが冷静に決めて、後半AT3分に同点に追いつき、延長戦に突入した。

 流れはフランスだったが、スペインがワンチャンスを生かす。延長前半10分にゴール前での細かいパスワークから抜け出したFWカメージョが体を倒したGKの上を越えるシュートを決めて勝ち越しに成功。さらに延長後半ATにもFWカメージョが追加点を奪い、5―3で激戦に終止符を打ち、日本が準々決勝で0―3と完敗を喫したスペインが、パリ五輪の頂点に立った。

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