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レスリング桜井つぐみが初出場で金メダル 「ここで優勝するために練習してきた」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 4時59分

◆パリ五輪 第15日 ▽レスリング(9日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子57キロ級で初出場の桜井つぐみ(育英大助手)が金メダルに輝いた。決勝で世界ランキング2位のアナスタシア・ニキータ(モルドバ)を下した。高知県出身。県勢で1932年ロサンゼルス五輪の競泳男子1500メートル自由形の北村久寿雄以来、92年ぶりの金メダルとなった。海外開催の五輪では最多の金メダル16個となった。

 この階級は五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)や五輪2連覇の金城梨紗子(サントリー)が活躍してきた。昨年6月の明治杯全日本選抜選手権では金城を破り、世界選手権代表決定プレーオフでは南條早映(東新住建)を残り1秒から逆転。世界選手権を2連覇し、代表入りを決めた。

 金メダルが決まると、会場の父と育英大レスリング部監督と抱き合い、喜びを表した。両者からは「良くやった」と声をかけられ、ともに涙を流した。桜井は「この五輪のためにたくさんの時間を犠牲にして自分たちのために厳しい練習も厳しいことも言ってくれたし、やってきて良かった。ここで優勝するために練習してきたので、いろんな人に支えてもらってここまで来ることができて優勝できて本当に良かった」と感謝の思いを口にした。

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