Infoseek 楽天

初出場の中泉クラブスポーツ少年団が全国1勝狙う…全日本学童軟式野球大会・15日開幕

スポーツ報知 2024年8月10日 9時59分

 高円宮賜杯第44回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは、15日に東京・神宮球場で開会式が行われ、16日から都内で熱戦が行われる。全国から小学生の51チームが参加し、静岡からは創部46年目の中泉クラブスポーツ少年団が初出場。16日に平戸イーグルス(神奈川)と大田スタジアムで初戦を迎える。

 プロ野球では元広島の林昌樹投手を輩出し、OBが甲子園球児にもなった初陣チームが「ガッツだ!ファイトだ!中泉!」をスローガンに打ち勝つ。松井隆雄監督(73)は「1番から9番打者までが全員打てる打線」と胸を張る。5月の県大会は5試合で50得点、失点は8に抑えた。決勝では錦田バンビーズを12―1で下す圧倒的な強さだった。

 初挑戦の全国舞台でも勝機は十分にある。大会に出場する3チームで7月に練習試合を行った。同じ初出場組の加納厚見(岐阜)に5―4で勝利し、2年連続出場で21年には準優勝した北名古屋ドリームス(愛知)に4―6で敗れはしたが、接戦を繰り広げた。

 攻撃の要でもある1番と4番で主に投手兼遊撃手の“二刀流コンビ”がフル稼働する。身長169センチで、5月にはチーム最速の106キロを出した主砲の木村優伸(6年)は「0―20ぐらい、コテンパンにやられると思っていたけど意外に全国に通用すると自信がついた」と笑顔。主力では唯一の左打ちで、リードオフマンの梶川仁(6年)は「全国は緊張すると思うけど、楽しんで何とか1勝はしたい。1番として何とか塁に出て、先制点に絡んでいきたい」と決意を見せた。

(伊藤 明日香)

この記事の関連ニュース