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亡くなった角田大河騎手は2日午後から連絡取れず JRAとして葬儀などの予定なし

スポーツ報知 2024年8月10日 11時44分

 JRAは8月10日、角田大河騎手=栗東・石橋守厩舎=が死去したことを発表した。21歳だった。亡くなった日時や死因などは、遺族の意向により回答を差し控えるとしている。

 元騎手の角田晃一調教師=栗東=を父に持ち、兄・大和=栗東・角田晃一厩舎=も騎手という競馬一家に育った。22年3月に石橋守厩舎所属でデビュー。初騎乗から1、2Rをいきなり連勝と存在感を示し、1、2年目はともに36勝をマークした。2年目の23年3月には、毎日杯のシーズンリッチで重賞初勝利。今年もここまで18勝と着実に白星を伸ばしていた。

 同騎手は8月1日の夜、函館競馬場の馬場内に自身が運転する自動車で侵入し、芝コースを損傷させた。JRAは翌日2日午前10時に事情聴取を行い、本人は函館市内で行われていた花火大会を見るためだったと説明。JRAによると、反省している様子で聴取にも素直に応じていたという。午後に裁定委員会が開かれることを本人に通知しようとしたが、連絡が取れなかったため、師匠である石橋守調教師に旨を伝え、了承を得たうえで3日からの騎乗停止処分などの制裁を午後4時に発表した。

 JRAは9日夜に角田河騎手の家族から死去の報告を受けたため「この日の発表となった」と説明した。

 裁定委員会を開くかは現時点では保留。喪章をつけての騎乗や競馬場での献花台の設置、JRAとしての葬儀を行うかに関しては予定していないという。

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