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【巨人】「悔しい気持ちを生かして…」井上温大が勝ち目前降板の屈辱を糧に自己最多の5勝&9奪三振

スポーツ報知 2024年8月10日 17時36分

◆JERA セ・リーグ 中日0―2巨人(10日・バンテリンドーム)

 巨人の井上温大投手が6回無失点の快投で自己最多の5勝目を挙げた。前回先発した3日のヤクルト戦、あと1死で勝利投手の場面で制球を乱し降板したが、この日は中日打線を2安打に抑え、こちらも自己最多の9三振を奪い雪辱を果たした。

 初回から直球で強気に押して、凡打の山を築いた。「初球からストライクを取れていて、フルカウントになってもどんどんストライクゾーンで勝負できていたので、それが良かったと思います」。唯一のピンチとなった5回2死三塁でも、代打・高橋周平を空振り三振。「自分の一番自信のあるボールが真っすぐなので、割り切って思い切り投げました」3者連続を含め、自己最多の9個三振を奪い、中日打線を2安打にねじ伏せた。

 前回先発したヤクルト戦では、味方打線に援護をもらいながら、2点リードの5回2死から連続四球などで1失点。あと1死で勝利投手の権利が手に入る場面で降板。4四球3失点の内容に、阿部慎之助監督から「いや、ひどいですよね。その一言です」と酷評されていたが、この日はその鬼門の5回も気合で乗り越えた。

 「あと1個のアウトを取れば勝ち投手という中で、悔しい降板になってしまったんですけど、今回はその悔しい気持ちを生かして、絶対に抑えてやろうという気持ちで投げました」と、試合後のヒーローインタビューで明かした。

 シーズン途中から先発ローテの一角として活躍。「後半戦もあと少しなんですけど、全部自分が勝って、優勝できるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします」と話し、名古屋の巨人ファンから大歓声を浴びていた。

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