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【巨人】ヘルナンデスが先制ソロに適時打 井上が阿部監督を怒らせた「鬼門の5回」乗り越え6回0封で5勝目

スポーツ報知 2024年8月10日 16時58分

◆JERA セ・リーグ 中日0―2巨人(10日・バンテリンドーム)

 巨人が中日に完封勝利した。ヘルナンデス外野手が先制弾に追加打の2打点と活躍。先発の井上温大投手が6回2安打無失点の快投で5勝目を挙げた。その後も完封リレーで逃げ切った。

 巨人は初回2死2死から、ヘルナンデスが中日・メヒア投手の真ん中に入ってきたスライダーを完璧にとらえ左越え8号。「打ったのは高めに浮いたスライダーです。あまい球を見逃さずとらえる事ができました。先制できてよかったです」という助っ人砲の6試合ぶりの一発で、1点を先制した。

 さらに、3回に1死から吉川尚輝内野手が中前安打で出塁。すかさず二盗を決めると、ここでヘルナンデスが右中間へ適時二塁打。初回に豪快な左越え8号ソロを放っていた助っ人が、今度は右方向へ技ありのタイムリーを放った。

 先発の井上は初回、中日打線をテンポ良く3者凡退に仕留めると、2回は先頭の細川に内野安打を許したが、後続を抑え無失点に抑えた。3、4回は再び3者凡退。5回は1死から二塁打を浴びたが、後続を断って得点を許さず、勝利投手の権利を手に入れた。

 井上は前回先発した3日のヤクルト戦で、2点リードで迎えた5回2死から連続四球などで1失点し、あと1死で勝利投手の権利が手に入る場面で降板。4四球3失点の内容に、阿部慎之助監督から「いや、ひどいですよね。その一言です」と酷評されていたが、この日はその鬼門の5回を何とか乗り越えた。

 6回も3者凡退。前回登板では制球を乱したが、この日は1四球にとどめ被安打2、9奪三振と雪辱した。「ほとんどのイニングの先頭打者をとれたし、不利カウントになっても、割り切ってゾーン内で勝負できたのは良かったと思います」と手応えを口にした。

 巨人打線は4回以降も毎回のように好機を作るが、あと1本が出ず追加点を奪えなかった。

 阿部監督は2ー0の7回から、「勝利の方程式」を投入。7回は2番手のケラー投手が3者凡退に。8回はバルドナード、9回は大勢とつないで逃げ切った。

 

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