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大谷翔平が3試合ぶり35号2ランで単独キング&首位打者返り咲き ドジャース連敗ストップ

スポーツ報知 2024年8月10日 13時52分

◆米大リーグ ドジャース9―5パイレーツ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。3試合ぶりの35号2ランを放ち、チームの連敗ストップに貢献した。

 この日まで2試合連続無安打だった大谷が、今季最長タイ13連戦の初戦で復活の快音を響かせた。パ軍先発は今季10勝右腕・M・ケラー。初回先頭の第1打席は3球三振に倒れ、10打席連続無安打となったが、1点リードの3回1死一塁で迎えた第2打席だった。4球目を捉えると、打球速度113・9マイル(約183・3キロ)、打球角度30度、飛距離448フィート(約136・6メートル)の特大アーチ。11打席ぶりの安打が大きな一発となった。本拠地ドジャースタジアムでは今季20本目のホームランだった。

 この日は本塁打王争いを繰り広げているオズナが敵地・ロッキーズ戦で34号ソロを放ち、試合前の時点で並ばれていた。しかし、大谷も負けじと打ち返し、再び単独トップ。リーグをまたいだ2年連続キングへ前進。21年の自己最多の46発を上回るシーズン48発ペースとなっている。

 4回2死の第3打席は遊飛、6回1死の第4打席は2番手右腕・ヘルマンから打球速度97・7マイル(約157・2キロ)の中直。この日4打数1安打2打点で打率3割2厘となった。ド軍は試合がなかった8日(同9日)終了時点で2年連続首位打者のアラエス(パドレス)に打率トップの座を明け渡した大谷。そのアラエスもこの日5打数1安打で3割2厘と数字を下げたが、正確には大谷が3割1厘8毛、アラエスが3割1厘7毛。大谷がわずか“1毛差”で首位打者に返り咲いた。

 試合はタイガースからトレード移籍後2試合目の先発のフラーティが6回途中9安打4失点10Kの粘投で2連勝。カリフォルニア州出身の右腕が地元で今季9勝目を挙げた。打線は息子の看病から復帰4試合目のフリーマンが初回に17号先制ソロ。大谷も含めた3発などで9得点を取って快勝した。左手骨折のベッツは12日(同13日)の敵地・ブルワーズ戦から復帰する予定。陣容もそろってきたド軍が上昇気配に乗りそうな予感だ。

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