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レスリング樋口黎、アグレッシブな攻撃で金メダル獲得 金城梨紗子さん解説…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 16時45分

◆パリ五輪 レスリング男子フリー57キロ級 ▼決勝  樋口黎(ミキハウス)4―2スペンサーリチャード・リー(米国)(9日・シャンドマルス・アリーナ) 

 樋口黎が8年越しの五輪出場で、金メダルを獲得した。16年リオデジャネイロ五輪63キロ級、21年東京五輪57キロ級金メダルの金城(旧姓川井)梨紗子さんが、樋口の強さを解説した。

 樋口選手は、リオデジャネイロ五輪から8年、気持ちが折れることなく頑張ってきて、本当によかった。減量が一番大事なポイントだったと思いますが、よく克服して、金メダルを手にしたなと思いますし、精神力がすごいなと感じました。もともと、タックルはもちろん、グランドもうまかったのですが、この8年間を乗り越える間に、戦い方がすごくアグレッシブになっていました。減量が大変なのに、さらに攻撃にスピードが増していて、驚きました。

 決勝のスペンサーリチャード・リー選手(米国)には、得意の片足タックルをマークされているのが分かっていたので、第2P、両足タックルに切り替えて、攻めていきました。これが功を奏して、同点に追いついたのが試合のポイントだったと思います。6分間を通して、相手の動きに対して、自分の戦法を修正していく、賢い試合展開で、必死で攻めてくる相手を最後までコントロールしていました。(16年リオ五輪、21年東京五輪金メダリスト・金城 梨紗子)

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