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男子マラソン13位、ロス五輪挑戦を宣言した大迫傑を恩師の両角速監督が現地で応援…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 18時13分

◆パリ五輪 第16日 ▽陸上 男子マラソン(10日、パリ市庁舎前スタート、ベルサイユ宮殿折り返し、アンバリッド(廃兵院)前ゴール=42・195キロ)

 五輪の「花形種目」のひとつの男子マラソンが行われ、エチオピアのタミラト・トラ(32)が2時間6分26秒の五輪新記録で金メダルを獲得した。

 日本勢は赤崎暁(26)=九電工=が2時間7分32秒の6位入賞。21年東京五輪6位の大迫傑(33)=ナイキ=は2時間9分25秒で13位。小山直城(28)=ホンダ=は2時間10分33秒で23位だった。

 大迫の長野・佐久長聖高時代の恩師で、現在は東海大を率いる両角速監督(58)は現地で応援。序盤の5キロ地点とゴール直前の42キロ地点で「とばせ スグル とばせ」と、大きく記した日の丸を掲げて声援を送った。

 両角監督は、大迫の走りについて「スタート直後から冷静で前半は様子を伺うように走ってました。この辺りはさすが五輪経験者です。激しい起伏のコースで消耗レースでしたが、集団から離れても追いついたり、最後は順位も上げて諦めないで粘りのレースでした」とたたえた。

 大迫自身も「(13位は)納得する順番ではありませんが、最後まで諦めずに走ることができました」と冷静に自己評価した上で「(28年)ロス五輪に向けてパワーアップできるように頑張りたいと思います」と、トラック種目で出場した16年リオデジャネイロ五輪から合わせて4大会連続の五輪を目指す考えを明かした。

 両角監督は戦いを続ける大迫を思いやりながらエールを送った。「独自のスタイルで米国を拠点に虎視たんたんとメダルを狙っていたと思いますが、メダルを取れなかったので、その辺りの悔しさと不甲斐なさが、4年後のロス五輪を目指すと言った発言に出ています。年齢的に国内の選考レースを勝ち抜くのは大変ですが、3年前から衰えは感じさせなかったので、期待して応援をしていきます」

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