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五輪マラソン初の3連覇を目指したキプチョゲは途中棄権 ひとつの時代が終わる…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月10日 18時48分

◆パリ五輪 第16日 ▽陸上 男子マラソン(10日、パリ市庁舎前スタート、ベルサイユ宮殿折り返し、アンバリッド(廃兵院)前ゴール=42・195キロ)

 五輪の「花形種目」のひとつの男子マラソンが行われ、エチオピアのタミラト・トラ(32)が2時間6分26秒の五輪新記録で金メダルを獲得した。

 日本勢は赤崎暁(26)=九電工=が2時間7分32秒の6位入賞。21年東京五輪6位の大迫傑(33)=ナイキ=は2時間9分25秒で13位。小山直城(28)=ホンダ=は2時間10分33秒で23位だった。

 2016年リオデジャネイロ五輪、2021年東京五輪に続き、五輪マラソン初の3連覇を目指したケニアのエリウド・キプチョゲ(39)は途中棄権に終わり、史上初の快挙はならなかった。キプチョゲは20キロ手前で遅れ、25キロから30キロまでの5キロを21分5秒もかかり、30キロを1時間39分38秒の71位で通過した後、途中棄権した。

 キプチョゲは2018年のベルリンで2時間1分39秒の世界記録(当時)をマーク。2019年には非公認記録ながら1時間59分40秒で走破し、人類史上初めて2時間の壁を破った。2022年のベルリンでは世界記録(当時)を2時間1分9秒まで縮めた。まさに走り続けるレジェンドだったが、今年3月の東京では2時間6分50秒で10位に終わっていた。パリ五輪ではさらに成績を落とし、ひとつの時代が終わったことを印象づけた。

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