世界的ダンサーで、日本ダンススポーツ連盟（ＪＤＳＦ）アンバサダーのＤＡ ＰＵＭＰ・ＫＥＮＺＯが９日（決勝は日本時間１０日）、パリ五輪の新種目・ブレイキン女子を現地観戦し、金メダルを獲得した湯浅亜実（ＡＭＩ、２５）を祝福した。
ＫＥＮＺＯは「色々な思いもあり一言ではいい表せれないのですが、日本中そして世界中に夢や希望、笑顔を届けてくれてありがとう」と感謝を口にし「金メダリストとしてオリンピックと言う舞台で歴史に名を刻んでくれてありがとう。ダンサーとして誇りに思います」とたたえた。
現地では、ＡＭＩの家族とともに観戦していたという。国際映像に何度も映り込み、金メダル獲得が決まった際は、胸に手をあて、大粒の涙を拭った。ＡＭＩには「おめでとう」と直接声をかけたようで「『応援が力になりました。ありがとうございます』と最高の笑顔で答えてくれました」と振り返った。
金メダルを獲得した要因に関しては「経験値の差が圧倒的な勝利につながったと思います」と述べた。「特に決勝で出す（ようなクオリティーの高い）技を準決勝で持ってくるあたり戦術の上手さを感じましたし、完成度、難易度どれを取ってもスキのないラウンドの組み立て方でした」と熱弁した。
スポーツ報知の五輪企画で取材に応じていたＫＥＮＺＯは、ＡＭＩについて「すごくトータルバランスが取れた選手。カルチャー性が伴うトータルバランスのいいプレイヤーで、万能型」と分析。「カッコよさが、今大会ずば抜けてナンバーワンじゃないかなって思う」と絶賛していた。