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パリ五輪第16日まとめ…やり投げ北口榛花、レスリング元木咲良が涙の金 近代五種、飛び込みで日本初の銀…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月11日 6時35分

◆パリ五輪 第16日(10日)

 女子やり投げ決勝で北口榛花(JAL)が1投目で今季自己最高の65メートル80をマークし、日本女子トラック&フィールド種目で初となる金メダルを獲得した。この優勝で日本勢の金メダルは今大会17個となり、海外開催の五輪では2004年アテネ五輪を抜き単独最多となった。上田百寧(ゼンリン)は10位だった。

 レスリング女子62キロ級で元木咲良(育英大助手)が金メダルを獲得。レスリングの金メダルも5日連続となった。男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(自衛隊)は銀メダル。女子76キロ級の鏡優翔(ゆうか、サントリー)、男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)はそれぞれ決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。

 近代五種男子で佐藤大宗(自衛隊)が日本勢初の表彰台となる銀メダルを獲得した。過去に入賞すらなかった伝統競技で新たな歴史を作った。女子の内田美咲(自衛隊)は準決勝B組12位で決勝に進めなかった。

 男子高飛び込みで17歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が銀メダルを獲得した。日本飛び込み界では初の快挙となった。

 卓球女子団体決勝で日本は中国に0―3で敗れ、2大会連続3度目の銀メダル。中国は08年北京大会から採用された団体戦で5連覇を達成した。

 新競技、ブレイキン男子で半井(なからい)重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)=第一生命保険=は3位決定戦で敗れ、メダルを逃した。大能寛飛(おおの・ひろと、ダンサー名・HIRO10)は1次リーグで3戦全敗で敗退。女子で金メダルの湯浅亜実(同・AMI)に続くことはできなかった。

 スポーツクライミング女子複合(ボルダーとリード)では初出場の森秋彩(あい、茨城県連盟)が4位。日本女子2大会連続の表彰台を逃した。

 女子ゴルフは最終ラウンドが行われ、山下美夢有(みゆう、加賀電子)は通算6アンダーの4位。前回東京大会銀メダルの稲見萌寧に続く、日本女子2大会連続の表彰台には届かなかった。42位から出た笹生優花(アース製薬)は54位で終えた。

 陸上の男子走り高跳びでは赤松諒一(西武プリンス)が5位入賞を果たした。日本勢の入賞は1936年ベルリン大会以来、88年ぶり。男子マラソンは赤崎暁(九電工)は自己ベストの2時間7分32秒で6位入賞の大健闘。大迫傑(ナイキ)は13位、小山直城(ホンダ)は23位だった。エチオピアのタミラト・トラ(32)が五輪新記録の2時間6分26秒で制した。男子1600メートルリレーで日本(中島佑気ジョセフ―川端魁人―佐藤風雅―佐藤拳太郎)は2分58秒33で6位だった。予選でマークした日本記録を1秒15更新したが、同種目で日本勢初のメダル獲得に届かなかった。

 アーティスティックスイミングのデュエット、フリールーティンで、日本の比嘉もえ(井村ク)、佐藤友花(ジョイフルアスレティックク)組は249・7271点。前日に行われたテクニカルルーティンの257・3533点との合計507・0804点で8位に終わった。

 ボクシング女子57キロ級では林郁婷(台湾)が金メダルを手にした。林は66キロ級で金メダルを獲得したイマネ・ヘリフ(アルジェリア)と同じく、昨年の世界選手権で性別適格検査に合格しておらず、今回の出場には賛否があった。

 メダル獲得は15日連続となった

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