◆イースタン・リーグ 巨人2―2楽天=延長11回=(10日・ジャイアンツ)
巨人の菊地大稀投手(25)が10日、イースタン・楽天戦(G球場)で9回に登板し1回17球、1安打無失点、2Kの好投。「同点で勝ちたかったので気持ちが入りました」と気迫の投球で奪三振率12・24を誇るドクターKが1軍昇格へ猛アピールを続ける。
バットが空を切ると、ガッツポーズでほえた。同点の9回に4番手で登板。先頭の武藤に内野安打で出塁を許したが、辰見を見逃し三振。岡島を左飛。最後は伊藤裕を最速の150キロ直球で空振り三振。「先頭は出しちゃったけどその後は1人1人抑えられた」と冷静に振り返った。
今季1軍登板はないものの、2軍では25試合、25イニングを投げて防御率0・72。奪三振率は驚異の12・24をマーク。「開幕前に杉内さんに『良い状態を保っておいてって』と言われたのでその言葉をしっかり胸に刻んで準備していきます」。ため込んだ力を1軍の舞台で解き放つ日はそう遠くない。(水上 智恵)