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17歳の玉井陸斗が銀メダル「金メダルを取りたい…取ります!」 飛び込み日本勢初の表彰台…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月11日 1時2分

◆パリ五輪 第16日 ▽飛び込み(10日、アクアティクスセンター)

 男子高飛び込み決勝で17歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が507.65点で2位となり、銀メダルを獲得した。1904年セントルイス五輪から実施される飛び込みの日本勢で初めて表彰台に立つ快挙。

 メダリストがそろった競技後の会見で「日本初のメダル獲得を意識しながら試合に臨んだ」と、緊張の決勝6本を振り返った。準決勝3位で迎えた大勝負。玉井は、勝負どころに挙げていた2本目の207B(後ろ宙返り3回半えび型)で95・40点をマーク。続く109C(前宙返り4回半抱え型)も94・35点で、3本を終えて2位につけた。しかし5本目の307C(前逆宙返り3回半)でミスが出て後退。最後の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)で締め、表彰台を決めた。

 「普段から苦手意識が強いものが307C。緊張、プレッシャーが失敗に響いた。金メダルを取れる位置にいると思うので、次は金メダルを目指して、五輪で金メダルを取りたい」と今後の目標を語ると、すぐに言い直した。「取ります!」。4年後のロサンゼルス五輪で、頂点に立つ。

 五輪6大会出場の寺内健らを育てた馬淵崇英コーチの厳しい指導を受けた。2021年東京五輪は7位入賞。成長期に入って筋力も増し、22年世界選手権銀メダルと躍進した。

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