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「また今日から次の4年間のスタート」張本智和、決意新た 3種目出場もメダルならず…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月11日 1時7分

◆パリ五輪 第16日 ▽卓球(10日、パリ南アリーナ)

 卓球男子日本代表の張本智和(智和企画)が11日までに自身のSNSを更新。3種目に出場したパリ五輪を終えての思いをつづった。

 男子シングルスは準々決勝で樊振東(中国)に惜敗、男子団体は4位、早田ひなと組んだ混合ダブルスは初戦敗退だった。「メダルを獲得することはできませんでした。もちろん悔しいし、現実を受け止めるにはまだ時間が必要です。もしかしたら一生かかっても受け止められる結果ではないのかもしれません。あと1点、あの1点を取っていれば。言い出したらキリがありません」と振り返った。「それでもこの3年間の経験、努力、人生、全てをぶつけました。メダルは獲れなくてもそこまでの過程、オリンピックでのパフォーマンスにはある程度納得できる部分はあります。試合をしながら確かに強くなってる、そう思うシーンはたくさんありました」と、悔しさと同時に成長も感じていたことを明かした。

 「それでも、スポーツは誰かが勝てば誰かが負ける。良いプレーをしても必ずしも勝てるわけではない。いつも勝者でいられるわけではない。それがスポーツの残酷さであり、素晴らしさでもあると思います。『結果』はコントロールできなくても、『努力』はスポーツ選手ができる最善の仕事です。どんな結果になろうが試合が終わればまた努力する、努力してまた次の試合に向かう。ずっとその繰り返しです」

 一緒に出場した戸上隼輔、篠塚大登へは感謝を示し「3人で最後の1球まで全力で戦ったことは今後の人生のどこかで絶対力になります。3人で過ごしたオリンピックはとても楽しかったです。オリンピックですぐにリベンジとはいかないけど、他の大会で少しずつリベンジしていこう!」と呼びかけた。また混合ダブルスについても「理想の結果とはいかなかったけど、世界卓球で2回銀メダル獲って、最後の最後までシード争いして第2シードを勝ち取ったことは絶対に意味のあることだと思います。最後の結果だけで全てが否定されることにはならない、本当にそう思います」と言及した。

 続け田勢邦史監督らコーチ、家族や、スタッフ、練習相手として帯同したメンバーらの名を挙げ「たくさんの人の支えでこの舞台で戦えました。苦しい時は一緒に苦しみ、励ましてくれたことを忘れません。本当に皆さんに感謝します。本当にありがとうございました」と感謝を込めた。また敗れた団体の準決勝後に多くのコメントが寄せられたことも「誰かの言葉がここまで支えになり、救われたのは初めてでした。皆さんのおかげで、もう一度3位決定戦を頑張ることができました。本当にありがとうございました」とつづった。

 そして「オリンピックが終わっても、またすぐに試合はやってきます。休んでる暇はありません。また今日から次の4年間のスタートです。4年後、メダリストに値する選手になっているために、頑張り続けるしかありません。ここからロサンゼルスまでの4年間、とても長い道のりになると思いますが、どうかまた応援していただけたら幸いです。本当に本当にありがとうございました!」と締めた。

 この投稿には日本語だけでなく中国語でも多くのコメントが寄せられている。

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