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男子高飛び込み銀メダルの玉井陸斗、ロス五輪に向け「1位を目指す」今は寺内健さんと「焼き肉食べたい」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月11日 1時10分

◆パリ五輪 第16日 ▽飛び込み(10日、アクアティクスセンター)

 男子高飛び込みで、2大会連続出場の17歳、玉井陸斗(JSS宝塚)が547・50点で2位。日本飛び込み界では、1920年のアントワープ大会への初参加から初めてメダル獲得の快挙を成し遂げた。

 6本目の演技の得点が99・00点と表示されてメダルが確定すると、両拳を握りしめてガッツポーズ。馬淵崇英コーチと抱き合った。銀メダルを手にした玉井は「夢である、目標でもあるものだったので、すごい重みがあります」と改めて快挙を実感した。

 勝負どころに挙げていた2本目の207B(後ろ宙返り3回半えび型)で95・40点をマーク。続く109C(前宙返り4回半抱え型)も94・35点で、3本を終えて2位につけた。5本目にミスが出たが、最後の5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型)で締め、表彰台を決めた。

 6大会五輪出場の寺内健さんと試合後に電話で話し「うれしそうでした」と先人の夢をかなえた。「(寺内さんと)焼き肉食べたいです」と笑顔を見せた。

 5本目の演技で39・10点と大きく失敗しながら、21年東京五輪からの連覇を果たした曹縁(中国)とは39・85点差。「失敗しない今回のような演技ができれば、中国の選手に勝てる位置に僕はいる。1位を目指せる位置にいるので、やっぱりそこは1位を目指す」とキッパリ。「銅メダルとか銀メダルって言うんじゃなくて、金メダルって確実に言えるようになったかなって思います」。4年後のロサンゼルス五輪では自信を持って金メダルに挑む。

 ◆玉井 陸斗(たまい・りくと)2006年9月11日、兵庫・宝塚市生まれ。17歳。3歳で水泳、小学1年から飛び込みを始める。シニアデビューとなった19年4月の日本室内選手権で史上最年少優勝。21年東京五輪男子高飛び込み7位で21年ぶりの入賞を果たし、22年世界選手権で日本史上最年少、過去最高位の銀メダル獲得。160センチ、55キロ。家族は両親と兄。

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