◆米大リーグ レッドソックス４―５アストロズ（１０日、米マサチューセッツ州ボストン＝フェンウェイパーク）
レッドソックスの吉田正尚外野手は「３番・ＤＨ」で先発。１―４で迎えた７回に、今季自己最速アーチとなる打球速度１０９・３マイル（１７６キロ）の７号ソロアーチを右翼ペスキーポール沿いに放った。飛距離４２５フィート（１２９・５メートル）は今季最長タイ。吉田は、４打数１安打で、打率は２割７分９厘となった。試合は４―５で敗れて３連敗。
試合後の吉田の質疑応答は以下の通り。
―本塁打を振り返って。
「ファーストストライクから行こうと思っていた。いい角度で上がったと思います。皆も打席に立ったら何かを起こしたいという気持ちでいる」
―打球速度が１０９・３マイル。ホームランの打球で今季最速だった。
「軸というか、泳がされたり、打たされたりしないように。１打席目は打たされてしまったので、そういうのをなくしたいと思っている。それが結果的に良かった」
―初球狙いの背景は。
「気持ち（積極性）もそうですし、結果的に振り返ったときに、ファーストストライクが一番甘いというのがメジャーに来てからずっとある。見て、見てというと、最終的にコースを散らされるので。最初のストライクをスイングする準備をして、その中で見逃すか、打ちにいくかを決める。それが、カウントを作っていく中、ポイントなんかは変わっていく」
―最終打席は初球打ちで三邪飛。
「あそこは打ちに行き過ぎたかな。冷静にみればボールでしたから。押せ押せのまま（打席に）入ってしまって、打ちに行って見逃す作業ができればよかった」
―第２打席は、３１打席ぶりの三振。
「チェンジアップとカーブを意識して、ファウルで粘っていたんですけど、最後ドンと低めで膝下に伸びてきた。（相手先発は）スリークオーター気味で腕が少し遅れてくる感じで、反応できなかった。あそこはしっかりストライクゾーンに反応しないといけない」