◆米大リーグ ドジャース―パイレーツ（１０日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）
ドジャースのＤ・ロバーツ監督（５２）が１０日（日本時間１１日）、本拠地・パイレーツ戦の試合前に報道陣に対応し、２８年のロサンゼルス五輪へのメジャー選手派遣について言及した。
この日、バスケットボールのアメリカ代表がパリ五輪で金メダルを獲得。ＮＢＡのスーパースターたちが五輪５連覇を成し遂げたことで、ＭＬＢ選手の五輪参加が話題となっている。指揮官は野球の競技が復活する２８年のロサンゼルス五輪でのメジャー選手派遣の可能性について「可能性は何にでもあると思う」とし、「ＷＢＣも大勢の興味をそそった。ロジスティックスとか様々なことはあるだろうが、参加する方法はあると思う。だが、ＭＬＢと選手会が提携するなどみんなが協力する必要があるだろうが、私も選手たちもそれができるのは楽しみにするだろう」と語った。
「２０００年の（シドニー）五輪で米国チームの一員としてプレーしたことがあるが、それができたら夢のようだよね」とロバーツ監督。五輪では００年シドニー大会からプロの出場が認められたが、メジャー４０人枠入りしている選手の出場は過去にない。それでも、今年の球宴前日に大谷が「出たい気持ちはもちろんありますね。国際大会は特別だし、オリンピックは特別。特にオリンピックは、普段野球を見ない人たちも見る機会が増えてくる。そういう意味で、野球界にとってももちろん大事なことかなと思う。個人的にも出てみたいなっていう気持ちはもちろんあります」と話したこともあり、今後ＭＬＢの態度が変わる可能性も残されている。