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【甲子園】早実が初戦突破で4元号勝利 プロ注目の主将・宇野真仁朗が木製で走者一掃フェンス直撃逆転二塁打 3安打3打点躍動

スポーツ報知 2024年8月11日 10時40分

◆第106回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 早実8―4鳴門渦潮(11日・甲子園)

 第1回大会に出場した伝統校・早実(西東京)が鳴門渦潮(徳島)に13安打8得点で勝利し、初戦突破。早実は大正、昭和、平成、令和の4元号勝利を成し遂げた。松商学園、高松商、広陵、広島商、北海、慶応に次いで7校目だ。

 早実は高校通算64発を誇るプロ注目の強打者、宇野真仁朗遊撃手(3年)が5打数3安打3打点と躍動した。

 初回1死の第1打席、1ボールからの2球目、木製バットで141キロの外角低めストレートを振り抜くと、打球は左前へ。シングルヒットかと見られたが、宇野は50メートル走6秒1の俊足を飛ばして二塁に向かい、見事に陥れた。積極果敢なプレーに聖地からどよめきが起こった。

 2点ビハインドで迎えた2回2死満塁。宇野はファウルで粘り、フルカウントからの10球目。125キロのスライダーをフルスイング。打球は左翼フェンスを直撃する走者一掃の二塁打となった。3人が生還し、早実は逆転に成功した。

 早実はこの1勝で夏の初戦8連勝。エース・斎藤佑樹を擁して全国制覇した2006年夏以来、18年ぶりの日本一を目指す。

 <宇野 真仁朗>(うの・しんじろう)2006年7月5日、千葉県生まれ。18歳。小学4年で野球を始め、浦安ベイマリーンズでプレー。浦安市立日の出中では市川リトルシニアに所属。早実では1年春からベンチ入り。高校通算64本塁打。50メートル走は6秒1。178センチ、81キロ。右投右打。

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