◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 中日１―３巨人（１１日・バンテリンドーム）
巨人・大勢投手が９回の大ピンチで救援し、見事な火消しで１９セーブ目を挙げた。
３ー０の９回裏、先発の菅野智之投手が「連戦が続くので、何とか大勢を休ませてあげたかった」と、自ら志願してマウンドに上がったが、１失点して無念の降板。なおも１死一、三塁のピンチで救援した大勢は、中日代走の田中に二盗を許したが、ここで圧巻の２者連続三振を奪って吠えた。
この日の最速は１５８キロ。最後も代打・高橋周平を１５７キロの真っすぐで空振り三振に仕留めた。これには、ベンチで戦況を見守っていた菅野も「大勢に感謝です」と反省しきり。勝負の９連戦中の６戦目。ベテラン右腕もチームも救う、価値ある１９セーブ目となった。