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【巨人】代役3番は誰? 8月打率・346と復調の坂本か モンテスら候補に…ヘルナンデス離脱

スポーツ報知 2024年8月11日 18時46分

◆JERA セ・リーグ 中日1―3巨人(11日・バンテリンドーム)

 巨人は「不動の3番」として首位を争うチームを引っ張ってきたヘルナンデス外野手が、まさかの左手首骨折で離脱が決まった。得点力不足の打線に突如現れた救世主として、大活躍してきた助っ人砲の代役を務めるのは誰になるのか。SNSやコメント欄では坂本勇人内野手を推す声が目立ったが、果たしてー。

 痛恨のアクシデントだ。ヘルナンデスは今季途中に新加入。交流戦から1軍に昇格し、それまで貧打に苦しんでいた打線を救う大活躍で、チームが首位争いを演じる原動力となっていた。56試合で打率・294、8本塁打、30打点。「ここまでけん引してくれたというのもあるだろうしね。それくらい痛いよね」と阿部慎之助監督も嘆いた。最近は41試合連続で不動の「3番・中堅」としてスタメン出場。シーズン序盤は、打順がなかなか固定できなかった中、ヘルナンデスが3番に定着したことの意味は、その残した打撃成績の数字以上に大きかった。

 では、その代役として3番を任されるのは誰になるのか。「坂本しかいないでしょ」などとファンの声で筆頭候補として目立ったのが坂本だ。「6番・三塁」で2試合ぶりにスタメン出場したこの日は、先制V打を放つ活躍。今季は、打撃不振に苦しみ6月の月間打率は・159、同じく7月は・167と低迷。ファームでの再調整を経て、8月はこれで26打数9安打の打率・346に。最近は凡退でも、捉えた打球が野手の正面を突くことも多く、勝負の夏場に頼れるベテランが調子を上げてきた。

 また、もう1人の助っ人モンテスも、ここまで11試合で打率・250、0本、5打点ながら得点圏打率は・571と勝負強く、出塁率も・314と及第点。守備に課題はあるが、打力はやはり魅力なだけに候補の1人に挙がる。

 1軍昇格予定の浅野翔吾外野手も面白い存在だ。ファームで8月の月間打率5割前後と絶好調。ただ、2年目の若手ということもあり、さすがにいきなり3番は荷が重いと思われるが、今季4月2日の中日戦で1試合だけ阿部監督に「3番」スタメンを任された実績もある。シーズン序盤と、優勝争いをする現在とは状況が違うが、時折大胆な采配を見せる指揮官だけに、候補の1人といえるだろう。

 打順が定まらなかった春先は、岡本選手の3番なども首脳陣の中で検討されたが、現状は4番固定が既定路線。だとすれば一体誰が3番に? 答えは12日の阪神戦(東京ドーム)のスタメン発表で明らかになる。

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