ロッテの新外国人選手で前ブルワーズのダラス・カイケル投手が１１日、ＺＯＺＯマリンで入団会見した。
真新しい背番号４１のユニホームを着て、吉井監督と一緒に会見に臨んだメジャー通算１０３勝で、２０１５年にはサイ・ヤング賞に輝いたカイケルは開口一番「コンニチハ！」と日本語であいさつ。「マリーンズはいい雰囲気だなというのは感じました。チームはいい位置にいますし、なんとかクライマックス、それ以上のものを目指して僕がチームの一員になって、しっかりと力を発揮できればこんなにうれしいことはないかなと思います。強いチームの一員に加わって、日本で優勝を勝ち取りたい。優勝チームの一員としてみんなと分かち合いたい」と逆転優勝請負人としての自負をのぞかせた。
会見前には、オリックス戦前の練習にも参加し、新たなチームメートと言葉を交わし、キャッチボールなどで汗を流した。吉井監督は「みんなが知っている通り、アメリカのスーパースターなので、もちろん試合に勝つ結果は出してほしいです。マリーンズは若いチームなので、若いピッチャーに彼の経験、技術を教えてもらえればすごくありがたいなと思います」と期待。ブルペン投球などを経て、近日中にＮＰＢデビューを果たす。
◆ダラス・カイケル（Ｄａｌｌａｓ Ｋｅｕｃｈｅｌ）１９８８年１月１日、米オクラホマ州生まれ。３６歳。ビショップ・ケリー高からアーカンソー大を経て０９年ドラフト７巡目（全体２２１位）でアストロズ入団。１２年６月にメジャーデビュー。最多勝、サイ・ヤング賞に加えてゴールドグラブ賞５度、球宴出場２度。メジャー通算２８２登板１０３勝９２敗、防御率４・０４。１９１センチ、９３キロ。左投左打。