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男子110M障害5位入賞の村竹ラシッドが帰国「ジョジョ立ち」は「何がインパクトを残せるかなと思った時にやろうかなと」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月11日 19時45分

 パリ五輪の男子110メートル障害決勝で日本勢初の決勝進出を果たし、5位に入賞した村竹ラシッド(22)=JAL=が11日、羽田空港着の航空機で帰国した。

 1932年ロサンゼルス五輪6位で「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳を上回る男子五輪短距離では日本勢の最高順位となったが、心の中には悔しさがあふれていた。「レース当日は楽しい思いの方が大きかった。もちろんメダル取れなかった悔しさっていうのも、レース終わった直後から感じていたので、気持ちとしてはあったんですけど、翌日になって、日がたつにつれて、どんどんどんどんどんどん、なんかもっとここ改善できたんじゃないかなとか、もっとできることあったんじゃないかなっていうような後悔もあった」と心境を明かした。

 その決勝レースの入場では、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクターが見せるポーズ「ジョジョ立ち」を披露し、話題となった。改めて経緯を聞かれると「決勝前もだいぶ緊張していて…決勝進出が決まるまでもずっと待ってたわけなんで、それでちょっと憔悴(しょうすい)しきっていて」と当時の胸の内を明かした上で、「一番大事にしなきゃいけない、試合を楽しむっていうことを忘れていたなと思って。で、そこからせっかく1人1人あのような登場ができると思ったので、なんかやろうかっていう風に自分の中で思って、何がインパクトを残せるかなって思った時に、自分がジョジョ好きなのでああいうのやろうかな」と笑顔で告白。好成績の一助になっていた。

 22歳の新鋭は来年の東京世界陸上、さらには28年のロス五輪を目指す。「この悔しさを来年の東京世界陸上にぶつけるつもりでいる。メダルを取ることが目標なので、よりいい色のメダルを目指して、あと1年間しっかり練習を積んで、来年の国立でその成果を発揮出来たら。もう気持ちは次に向かってます」と力強く宣言した。

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