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レスリング清岡幸大郎、幼なじみの桜井つぐみに続いた 「2人で金メダルを取ることができた」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月11日 20時3分

◆パリ五輪 最終日 ▽レスリング(11日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子フリースタイル65キロ級決勝が行われ、清岡幸大郎(三恵海運)がラハマン・アムーザドハリリ(イラン)を10―3で破り、金メダルを獲得した。試合後、中継のインタビューに応じ、「ここまで支えてくださった、自分に関わって声をかけてくださった皆さんに、この金メダルだけじゃ返しきれないと思うんですけど、ありがとうございましたっていう気持ちと、少しでも結果で恩を返すことができたのかな」と感謝の気持ちを述べた。

 第1ピリオドでは1点を先行されたが、その後連続攻撃。一気に10点を加点した。「自分の持ち味で、あのポジションになれば絶対返すことができる自信があった」と自らのペースで試合を進めた。第2ピリオドでは反撃を2点に抑え、最後は相手が観念したかのように動きを止めて終了した。「テクニカルスペリオリティーで勝つつもりだったんですけど、そこまで簡単な相手な訳ないのでなかなか勝ち切らせてくれなかったんですけど、最初に気持ちで攻めてポイントを取ることができたので、それが後半にも生きた」と勝因を分析。

 9日には女子57キロ級で幼なじみの桜井つぐみ(育英大助手)が金メダルを獲得。「勝って俺にプレッシャーをかけてくれとつぐみにも伝えてましたし、それがいい方向に力に変えて試合に臨むことができた。いい関係でここまで来て2人で金メダルを取ることができたので、この後はメダルをもらって高知県でずっと教えてくださった先生だったり、自分の母親に金メダルをかけてあげたい」。また、22年に急死した父・義雅さん(享年48)へも「表彰台では一番高いところからの景色を見せることができますし、高く上がった日の丸を見つめて一緒に会話をしたい」と思いをはせた。

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