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【日本海リーグ】188センチのスラッガー、三好辰弥がリーグトップタイの通算5本塁打

スポーツ報知 2024年8月11日 20時6分

◆日本海リーグ27回戦 富山9-8石川(11日、県営富山)

 富山GRNサンダーバーズは9-8で石川ミリオンスターズに、劇的な9回サヨナラ勝ちを決めた。通算成績は12勝13敗2分で、順位は2位のまま。富山期待の大型スラッガーで、4番の三好辰弥右翼手(22)が、4安打3打点と大活躍。4回先頭では右越え本塁打を放ち、リーグトップタイの通算5本塁打とした。鋭いライナー性の当たりで、最初は全速力で二塁ベースまで駆け抜けた。三好は「いつも全力疾走を徹底している。ストレートを狙って、いいスイングが出来ました」と明るい表情で振り返った。

 大阪府出身で、大阪商大堺高を経て、奈良学園大に進学。近畿学生野球リーグでは1年秋に優勝を果たし、1年秋と2年秋にベストナインに選ばれた。昨年秋のドラフト前にはプロ志望届を提出したが、無念の指名漏れ。「実力が伴っていなかった」と振り返るが、関係者の薦めもあって、独立リーグの富山に入団を決意した。冬場には下半身や体幹のトレーニングを徹底し、筋肉量は3キロもアップ。188センチ、92キロの体格と鋭いイングを武器に、長打を量産しながらリーグ2位となる打率3割4分8厘をマークする。

 「筋肉の使い方や、打撃の感覚もわかるようになった。今季の目標はNPB入りです」と三好。独立リーグで急成長しながら、念願のNPB入りを引き寄せる。(中田 康博)

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