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【オリックス】自力CS消滅ピンチも…育成出身・川瀬堅斗がプロ初登板で3回1失点「目標は先発で」

スポーツ報知 2024年8月12日 5時0分

◆パ・リーグ ロッテ6―1オリックス(11日・ZOZOマリン)

 寂しく黒星を増やしたオリックスで、育成出身の4年目右腕・川瀬が爪痕を残した。「ホッとしたのが大きいです」。4点を追う6回にプロ初登板し、試合を壊すことなく3回1失点。「思ったより冷静にいけました」と汗をぬぐった。

 期限前日の7月30日に支配下登録を勝ち取り、1軍昇格は今月2日。「ソワソワしながら、毎日を過ごしていました」と状況問わず出番を待っていた。6回の失点は失策絡み。140キロ台中盤の直球と曲がりの大きなカーブで組み立て、中嶋監督も「(打者に)向かっていく姿というか、いいものを見せてくれたと思います」と評価を上げた。

 打線は今季最少タイの2安打。種市に完投勝利を許し、4年ぶりのロッテ戦負け越しが決まった。「目標は先発で、1年間ローテーションを回ること。そこを目指して頑張ります」。兄はソフトバンク・川瀬晃。勝敗次第で12日にも自力CS進出の可能性が消滅するピンチだが、楽しみな新芽が出てきたことを収穫とする。(長田 亨)

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