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ドジャース劇勝も…大谷翔平は得点圏4度全て凡退 8月打率・179 ロバーツ監督「スイングが大きすぎる」

スポーツ報知 2024年8月12日 9時51分

◆米大リーグ ドジャース6x―5パイレーツ=延長10回=(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。6回の第4打席で10打席ぶりの安打となる三塁打を放ったが、6打数1安打で打率2割9分8厘となり、4月5日(同6日)以来、約4か月ぶりに3割を切った。

 パ軍先発は左腕・ファルターだった。6月6日(同7日)に敵地で初対戦した際は3打数1安打2三振。2度目の対戦となったこの日、初回先頭の第1打席は初球91・5マイル(約147・3キロ)直球を打って左飛。その後、2回1死二、三塁の第2打席は浅い中飛、4回1死二、三塁の第3打席は一ゴロと2打席連続で好機に凡退した。

 6回2死の第4打席では3番手左腕・ビークスに対し、フルカウントから84・4マイル(約135・8キロ)のカットボールを捉えた。打球が右翼線で弾むと快足を飛ばして三塁へ。今季5本目の三塁打で10打席ぶりの安打としたが、8回1死二塁の第5打席は人類最速169キロ左腕・チャプマンから遊飛。5―5で迎えた延長10回1死一、二塁では三邪飛。サヨナラ勝ちの絶好機だっただけに、球場からはため息がもれた。この日4度あった得点圏の打席で快音は生まれなかった。

 ナ・リーグ西地区首位のド軍は大谷の後を打つ2番のT・ヘルナンデスが右前適時打を放ってサヨナラ勝ち。パイレーツ3連戦で3連勝とした。連勝が7で止まった同2位のパドレスとのゲーム差を3・5に広げたが、8月は9試合で月間打率1割7分9厘と不振の大谷の状態は気がかりなところだ。

 試合後、ロバーツ監督は「ビデオを見たけど、走者が得点圏にいる時に彼(大谷)が球をミスするのは、得点しようとしてスイングが少し大きすぎると思う。時には本塁打ではなく、ただ外野フライでもいいんだけど。彼がファウルにしたり、ミスしてしまうのは少し頑張り過ぎているからだろう。我々はその部分ももう少し詳細に見てみる」と話した。

 12日(同13日)の敵地・ブルワーズ戦からは左手骨折のベッツが復帰予定。1番・大谷、2番・ベッツ、3番・フリーマンのMVPトリオが勢ぞろいする。後ろに2人がいることで大谷へのマークは分散される。打率2割9分8厘でリーグ4位に転落した大谷だが、35本塁打は同1位タイ、83打点は同2位。日本人初の夢の3冠王へ盛り返す。

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