Infoseek 楽天

大谷翔平、36号2ランの次は33個目の盗塁 シーズン49発&44盗塁ペース 「40―40」射程圏

スポーツ報知 2024年8月13日 11時6分

◆米大リーグ ブルワーズ―ドジャース(12日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が12日(日本時間13日)、敵地・ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。2点リードの7回2死の第4打席は2番手左腕・ハドソンから四球を選ぶと、二盗で6試合ぶりの盗塁を決め、リーグ2位タイの今季33盗塁目とした。チーム119試合目で36本塁打、33盗塁はシーズン49発&44盗塁ペース。史上6人目の「40―40」は射程圏内だ。

 ブルワーズ先発は昨季12勝を挙げ、今季もここまで7勝のF・ペラルタだった。大谷は7月6日(同7日)に初対戦し、その際は3打席で3四死球だった。敵地・アメリカンファミリーフィールドはこの日まで過去3試合の出場で打率12打数5安打の打率4割1分7厘、1本塁打と相性のいい球場。初回先頭の第1打席は中飛に倒れ、3回1死三塁の第2打席は二ゴロに終わったが、5回無死一塁で迎えた第3打席。3ボールから左中間へ3試合ぶりの36号2ラン。本塁打王争いで再びリーグ単独トップに立つ復活の一撃を放った。

 前日11日(同12日)の本拠地・パイレーツ戦では6打数1安打。6回に10打席ぶりのヒットとなる右翼線三塁打を放ったが、5―5の延長10回1死一、二塁で三邪飛に倒れるなど得点圏では4打席全て凡退。約4か月ぶりに3割を切り、8月はこの日まで9試合で月間打率1割7分9厘と不振に陥っていた。

 この日から6月16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦での死球で左手を骨折したベッツが大谷の後を打つ「2番・右翼」で約2か月ぶりに復帰。「3番・一塁」のフリーマンとの“MVPトリオ”が完成したことで大谷にもゆとりが生まれ、マークが分散することによる“相乗効果”もあるはずだ。前日11日の試合後、ロバーツ監督は「走者が得点圏にいる時にスイングが少し大きすぎると思う。時には本塁打ではなく(外野)フライでもいい。翔平がミスしてしまうのは力み過ぎているからだろう」と指摘していた。

 その2番・ベッツは3回に11号先制2ラン。いきなり大谷とのアベック弾となった。打線の役者がそろい、大谷の本来の打撃も再浮上の気配だ。

この記事の関連ニュース