◆JERAセ・リーグ ヤクルト4―5中日(13日・神宮球場)
中日・高橋宏斗投手が、6回4安打2失点で今季10勝目をマーク。自身6連勝で、4年目で初の2けた勝利に乗せた。高卒4年目以内の6連勝は、4年目だった91年の上原晃以来。球団33年ぶりの快挙にも「まだまだ登板はある。(白星を)伸ばしていけるように、通過点だと思って頑張ります」と額の汗を拭った。
この日は、制球に苦しみ、4回までに3四球を出し、78球を要した。だが、最速156キロを計測するなど、5回までゼロを並べた。しかし、4―0で迎えた6回。先頭の長岡に中前打で出塁されると、その後1死二塁で、4番・村上に中堅手の頭上を越える適時二塁打を献上。1点を返されると続く5番・オスナにも中前適時打され、この回に2失点。リードは守り抜いたが、自身12イニングぶりの失点で、ヤクルト戦では今季初の自責点となった。
それでも、試合を作り、チームの連敗を3で止めた。敵地13連敗で止め、球団ワーストとなる同14連敗は免れた。