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大谷翔平、2戦連発の37号で本塁打王争い2位に2本差 元ソフトバンク右腕撃ち ベッツ復帰で復調

スポーツ報知 2024年8月14日 9時48分

◆米大リーグ ブルワーズ―ドジャース(13日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地・ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。3回に今季7度目の2戦連発となる37号ソロを放ち、本塁打王争いでリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に2本差をつけた。

 1点リードの3回2死だった。昨季も一発を放っている元ソフトバンクのブルワーズ先発右腕、C・レイ投手の2球目、88・2マイル(約141・9キロ)スプリットが真ん中付近に入ってきたところを見逃さなかった。打球速度109・3マイル(約175・9キロ)、打球角度24度、飛距離413フィート(約125・9メートル)で右翼2階席に飛び込んだ。チーム120試合(自身は117試合)目での37号はシーズン162試合に換算すると49・95本ペースと50発の大台もまた見えてきた。

 前日12日(同13日)の同戦では、2点リードの5回無死一塁で3試合ぶりの36号2ラン。逆方向の左中間へ飛距離424フィート(約129・2メートル)の特大アーチを運び、本塁打王争いで再びリーグ単独トップに浮上した。カウント3―0からの一発はメジャー通算207本目で初めてだった。12日からは左手骨折のベッツが約2か月ぶりに復帰し、大谷の後を打つ「2番」で先発。3番・フリーマンを含めた“MVPトリオ”が復活した相乗効果が早くも見られた。大谷は「ムーキー(ベッツ)もフレディ(フリーマン)も、テオ(T・ヘルナンデス)もいるし、まだまだケアしなきゃいけない打者がたくさん後ろに控えているので。甘く来たらいくぞという姿勢を、どのカウントでもそういう姿勢だけは崩さないようにしたい」と口にした。

 この日も1番・大谷、2番・ベッツ、3番・フリーマンで始まる強力打線。8月の大谷はベッツ不在の9試合は打率1割7分9厘と不振だったが、ベッツ復帰後に2試合連発。ようやく本来の打撃が戻ってきた。試合前にはクラブハウスで救援右腕・ケリーとサッカー盤(ボードゲーム)を楽しむなどリラックスした様子だった大谷。夢の3冠王、史上6人目となる40本塁打、40盗塁の「40―40」に向け、完全復活の時は近い。

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