浦和は14日、さいたま市内でチーム練習を公開した。新主将のGK西川周作(38)が11日・鳥栖戦(1△1)の一発退場を振り返った。
1―0の後半34分、相手ロングボールに対応したDF井上黎生人がヘディングで後方へパス。このボールに走り込んだ鳥栖FWマルセロヒアンを西川がペナルティーエリア内で手で引っかけるような形で倒してしまい、主審からレッドカードを提示された。
西川は自身のプレーを振り返り「ボールにもうちょっと僕が行ければ、印象は良かったと思う。(主審から)『ボールも流れた状態でのあの手の引っかかりはちょっと印象が悪かった』と説明をちゃんと受けたんで、そこは自分自身、納得しました。次ああいう場面があったらもうちょっと冷静に対応できればなと思う」と話した。
Jリーグによると、西川はプロ20年目、J1歴代3位の通算613試合目で初の退場となった。自身に代わり、J1初出場となったGK牲川歩見が投入され、直後にPKで失点。1―1のドローに終わった。
「あのレッドカードにも意味があると自分自身思っています。自分が何ができたかっていうのを考えながら、次に生かしていきたい。落ち着いて、判断は受けることができましたし、牲川選手も非常に落ち着いて試合にも入れたと思う。次の鹿島戦は必ずいい仕事をしてくれると思ってます」
自身は17日の敵地・鹿島戦(カシマ)は出場停止。牲川、吉田舜とJ1経験が決して多くはない後輩GKがゴールを守ることになる。
西川は「次の鹿島戦は非常に大事なポイントになってくる。ニエやシュン家が良い準備をしてくれているので、そこはもう自信を持って応援したい」。練習での振る舞いについては「試合に出てる選手は、ずっとシュート練習に付き合うということもそんなにない。途中のタイミングで抜けていいという流れがある。今週は自分が最後までしっかりシュート練習を受けて、ニエとシュンはできるだけ試合に向けて100%にもっていけるように、そういう役回りはしたい」と見据えた。