Infoseek 楽天

ジャイキリ果たした小松大谷 「絶妙」な戦い方と大阪桐蔭相手でもビビらない「自信の根拠」…安倍昌彦氏が分析

スポーツ報知 2024年8月15日 6時10分

◆第106回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 小松大谷3―0大阪桐蔭(14日・甲子園)

 甲子園で取材を重ねる「流しのブルペンキャッチャー」ことスポーツライター・安倍昌彦氏(69)が、小松大谷の戦いぶりを分析した。

* * * *

 甲子園のネット裏から小松大谷の戦いぶりを見ていて、気づいたことがあります。まずは打撃です。打者が、打ってヒットになりそうなボールしかスイングしない。辛抱強く待った上で、ワンスイングでヒットにしている。打ってヒットにできる球を見極める選球眼が、絶妙であるということです。

 大阪桐蔭に対しても選手が物おじしていない。大阪桐蔭と満員の甲子園で勝負となったら、ビビりますよね。それがない。自校のグラウンドでプレーするように、自信満々に見えました。

 自信の根拠は何か。石川大会の準々決勝からの3試合にあると見ています。準々決勝は金沢に3―1の逆転で、準決勝は日本航空石川に3―1、決勝は星稜に5―0でそれぞれ勝った。甲子園出場クラスの強豪と“事実上の決勝”を3つ戦い、全て勝ちきった。センバツ4強の星稜を完封した西川君をはじめ、勝利への確信を携え、勢いのまま戦っているように映りました。

この記事の関連ニュース