演歌歌手の小山雄大が14日、奥尻島観光大使任命式に出席した。デビュー曲「道南恋しや」の歌詞に奥尻島が登場することから、観光大使の任命が決定。奥尻町の新村卓実町長から任命を受けた小山は「海も山もあって自然が豊かな奥尻の良さを全国にお伝えできれば」と背筋を伸ばした。
幼少期の頃、母親と共に地元の札幌市から同島の「なべつる祭」に足を運んだ。そこで見た三味線の演奏をきっかけに民謡教室へ通い始めたことが、演歌歌手の原点となっている。当時のことを鮮明に覚えているといい「人生の中で大切な思い出深い場所。そこの観光大使になるのはうれしいです」と笑顔を見せた。
この日は悪天候のため島への飛行機が欠航。式はリモートでの開催となり、「残念です…」と唇をかんだ。4歳以来17年ぶりとなる”凱旋(がいせん)“はかなわなかったが、「一日一日を大切にコツコツ頑張っていきます」とさらに大きくなって訪れることを誓った。