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カープ一筋34歳の逆転サヨナラ3ランで1差首位守る 「できればホームラン」新井監督の祈り通じた

スポーツ報知 2024年8月15日 5時55分

◆JERA セ・リーグ 広島4x―3DeNA(14日・マツダスタジアム)

 広島にとって特別な「ピースナイター」でカープ一筋13年目・菊池が、チーム今季3度目となるサヨナラ勝利の主役となった。1―3の9回1死一、二塁から、15年5月22日のヤクルト戦以来9年ぶり自身2本目のサヨナラ弾となる逆転3ラン。開口一番の「感無量」という一言に喜びを集約させた。

 中村奨が送りバントではなく強攻策で左飛に倒れた直後だった。「どんどんいくぞ!という(首脳陣の)意思表示だと思った」。7回に球団5人目で最速の300二塁打を達成。球界初「300二塁打&350犠打」にもあと2犠打。小技と長打を併せ持つ34歳が、チーム最多タイ7号、通算129号で節目に最高の彩りを添えた。

 17回目の「ピース―」のサヨナラ勝利は、22年の阪神戦で9回4得点で逆転して以来3度目。「できればホームラン、最高なんだけど…」という祈りが通じた新井監督は、目を見開いてヒーローと抱擁。真夏の9連戦は5勝3敗1分けで、2位・巨人との1ゲーム差をキープした。(畑中 祐司)

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