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長沼洋一、浦和デビュー戦で古巣サポから大ブーイング「全然聞こえなかった。鳥栖は大好きなクラブ」

スポーツ報知 2024年8月14日 19時23分

 浦和に新加入したMF長沼洋一(27)が14日、さいたま市内で練習後に取材に応じ、11日・鳥栖戦(1△1、駅スタ)での新天地デビューについて語った。

 今月3日に鳥栖から加入し、いきなり古巣のホームスタジアムで移籍後初出場。1―0の後半34分にGK西川周作が退場し、数的不利となった同38分に途中出場した。鳥栖サポーターから大ブーイングが飛んだが、「集中していたこともあって、全然聞こえてなかったです。悲しいですね(笑い)」と振り返った。

 鳥栖で22年夏から2年間プレー。多くの声援を受けてきたサポーターからの反応について「一部は思うところもあると思いますし、そうじゃないサポーターも多くいると思う。この時期とチーム状況での移籍なので仕方ないと思います。鳥栖には残留してもらいたいと思っています。大好きなクラブの1つに変わりはないので」と話した。

 チーム合流後の練習では「スタメンや試合に出てる組にも1回も入ってなかった」と明かし、「まずメンバーに入るのかなと思ってたけど、そんなに戸惑いはなくできた」。1―1に追い付かれて迎えた後半43分にはMF武田英寿のFKに飛び込み、ヘディングで中央へ折り返すなど気迫あふれるプレーを連発。「ゴール前に入ってって得点を取るところはやっていきたい」と力を込めた。

 鳥栖戦は1人退場後に投入され、3―5―1布陣の右ウィングバックでプレー。昨季は右サイドハーフを中心に10得点を挙げたが、浦和のヘグモ監督からは主にサイドバック起用を明言されている。複数ポジションをこなすポリバレントさが武器で「やったことないのでGKくらい。4枚のセンターバックは試合ではやったことないけど、それ以外はFWもボランチもトップ下もやったことはある。右もどこでもできると思ってるんで」と自信を見せた。

 次戦は現在2位・鹿島とアウェーで対戦。宿命のライバル対決として注目度の高い一戦となるが、長沼は「僕自身はどのチームにも負けたくない。鳥栖でも福岡との九州ダービーがあって、特別な一戦には変わりない中で、どの試合もみんな死ぬ気で勝ちたいと思ってやってる。言い方はちょっと語弊があるかもしれないけど、変わらず平常心でやりたい」と静かに気持ちを高ぶらせた。

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