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日本ハム“新庄スペシャル”でロッテに6年ぶり勝ち越し 甲子園2回戦突破の母校“戦術”「マネさせてもらいました」

スポーツ報知 2024年8月15日 6時0分

◆パ・リーグ 日本ハム4―1ロッテ(14日・エスコンF)

 とっておきの“新庄スペシャル”で、日本ハムが5戦を残して宿敵ロッテに6年ぶりの勝ち越しを決めた。2回に相手失策で勝ち越すと無死二、三塁から伏見、水野に2者連続で「初球」スクイズを指示。味方エラーの直後で動揺するメルセデスからわずか2球で2得点。一夜で2位再浮上に導いた新庄監督は「男なら借りを返さないといけないので」と特大のガッツポーズをつくった。

 417日ぶりのリベンジだった。昨年6月24日のロッテ戦。同点の9回無死二、三塁、1死三塁で石井に2度スクイズを命じたが見破られ、直後にサヨナラ負けした。開幕前日に「去年、一人の打者でスクイズを2回して天才・吉井監督に見破られた。今年はセコセコ野球。防げない点の取り方をして勝つ」と宣言していたボス。今年は毎試合サインを変え“時”を待っていた。来日初2番で起用したレイエスも初回に同点ソロ。采配が的中しまくり、貯金を今季最多タイ11に戻した。

 この日、指揮官の母校・西日本短大付(福岡)が甲子園で2回戦を突破し「西短もスクイズしてたのでマネさせてもらいました」とニヤリ。17日の3回戦はチームも大阪遠征中。「(当日)デーゲーム…。見れても1回1/3?(笑い) でも行きたい」とうれしそうだった。(堀内 啓太)

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