ベルギー1部シントトロイデンに新加入した日本代表DF谷口彰悟(33)が14日、パリ五輪サッカー男子代表で同じく新加入のGK小久保玲央ブライアン(23)とともに、オンラインで入団会見を行った。
昨シーズンまで所属していたカタール1部アルラヤンから、30代では異例となる初の欧州挑戦となるが、「なかなか前例のないというか、聞かないようなキャリアの歩みをしているなと自分自身もよく理解している。ただ、常にレベルの高いところでというか、自分が成長できる、面白いなと思える場所でサッカーをしたいなと常に思っていましたし、ヨーロッパで戦いたいという思いは常に持っていた。今回チャンスをもらえたので、すごくありがたい。この年でも初めてヨーロッパでチャレンジというところは僕自身もワクワクしていますし、それを結果で示したい、恩返ししたいという思いを持っている。まだまだギラギラしてやっていきたい」と話した。
すでに2試合に出場し、欧州デビューを果たした谷口は、「中東経由欧州行き」という前例のない歩みで新たな道も開拓していく。「僕がベルギーに移籍してきて『全然ダメじゃん』ってなったら、多分『ほら見たことかって』なると思う。そこは自分自身もプレッシャーをかけながらというか、力があれば、この年でもヨーロッパの舞台でもしっかり戦えるというのは示していかないといけないと感じています。そういったことができれば『日本人戦えるじゃん』って評価にもつながってくると思う。そこまで大きくは背負ってはないですけど、多少はそういうところも担っているっていう思いはもちろん、持っています。色んなキャリアの進み方があるなかで、かなり異例ではあると思いますけど、力があればできるところを示せるようなパフォーマンスを発揮したい。まだまだ僕もステップアップを狙っているっちゃ、狙っているので。そこは頑張っています。ギラギラしていきます」と意気込んだ。