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大谷翔平、ブルワーズ戦「1番・DH」先発出場 相手は通算5本塁打の“カモ”右腕 3戦連発38号の期待大

スポーツ報知 2024年8月15日 7時14分

◆米大リーグ ブルワーズ―ドジャース(14日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、敵地・ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場する。3試合連発となる38号にいつも以上に期待を持てる理由がある。

 ブ軍先発のF・モンタスは大谷にとって“カモ”といえる投手だ。通算27打数11安打の打率4割7厘、5本塁打、13打点。メジャーで最も本塁打を打っている相手で、2人は今季もロサンゼルス市が「大谷翔平の日」と制定した5月17日(同18日)に対戦。大谷が当時レッズの右腕から13号2ランを左翼席にたたき込んでいる。ベッツが左手骨折から復帰し、「1番・大谷」「2番・ベッツ」「3番・フリーマン」のMVPトリオが再結成されてから2試合連続アーチと復調しつつある大谷がまたも豪快な弾道を描く可能性は十分に考えられる。

 前日13日(同14日)の同戦では、3回2死から今季7度目の2戦連発となる37号ソロ。元ソフトバンクのレイのスプリットを右翼2階席まで運んだ。本塁打王争いではリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に2本差をつけた。

 しかし、8月は11試合で5本塁打の一方、月間打率は1割9分1厘と“完全復活”というには少し早そうだ。直近6安打は二塁打、本塁打、本塁打、三塁打、本塁打、本塁打と全て長打で、最後のシングルヒットは3日(同4日)の敵地・アスレチックス戦で放った中前打という“珍現象”も起きている。ロバーツ監督は「翔平がストライクゾーンの球をきちんとスイングすれば、打球は上がる。長打が出ることはいいこと」と話したが、再び絶好調となればとんでもないことが起きるかもしれない。

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースは同中地区首位のブルワーズに連勝で5連勝中。同西地区2位のパドレス、Dバックスの猛追を受ける中で、71勝49敗の貯金22と確実に白星を重ねている。大谷は117試合でリーグ4位の打率2割9分7厘、同1位の37本塁打、同2位の86打点(13日終了時点)。シーズン49発ペースで本数を積み上げ、日本人発の50本、3冠王も視界に捉えている。“カモ”のモンタスからも再び一発をマークできるか―。

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